扇風機の修理

20150819_syuuri_5
 森田電工の小型扇風機「MF-D17KA」が最近調子が悪く、ONにしても回らない事があるので点検・修理してみました。

注意!
・分解や修理は自己責任で行って下さい。・分解を行うとメーカーの保証やサービスが受けられなくなります。・分解により故障の悪化・性能低下・破損などがおこる事があります。・分解により怪我・感電・火災などの被害が出る可能性があります。


外観からの診断

 外からの見た感じだと、回る時でもONにした直後はなかなか羽根が周りはじめず、OFFにした時に急ブレーキがかかったように止まるので、モーターの軸受け(ベアリング)の油切れかホコリが入ったのが原因ではないかと推測されます。

 たぶんこう言う症状が、モーターに電気が送られてるけど回らず発熱して扇風機火災の原因になるのだろう。


分解手順

1.感電防止のためコンセントから抜きます。
小型扇風機の修理1

2.羽根のカバーを外す。
小型扇風機の修理2
少し固いけど、4ヶ所ツメで止まってるだけなので1ヶ所ずつ引っ張れば外れます。

3.羽根を外す
小型扇風機の修理3
固定されてないので、手前に引っ張れば外れます。

4.モーターカバーを外す。
小型扇風機の修理4
カバー下のネジをプラスドライバーで外れば外れます。

 カバーを外した後、前側の軸受けに潤滑剤を垂らしたがあまり良くならないので、後ろ側の軸受けの方が悪くなっているようです。

5.モーターを外す。
小型扇風機の修理6
モーターブロックにある4本のネジのうち、下側2本を外すと外れます。


修理
 (手が脂やホコリで汚れてるので写真はとってません。)
 モーターのシャフトが入っている前端と後端の部分がベアリングでになってるみたいです。
シャフトとベアリングはしっかり止まってると思うので固定してるボルト・ナットを外してもベアリングは外れないと思われるのため、そのままの状態で、潤滑剤をモーター内部に入らないようにベアリング部分にだけたっぷりかけたところ、手回しするとかなりスムーズに回るようになったので、後は分解の反対の手順で組み立てて完成。

コンセントを入れて動作確認、必ず回るようになりました。
動き出しもスムーズで、動作音も静かになり、OFFしたあとで羽根が9秒位は回り続けます。

1時間位で修理できました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA