同性婚について思う事

 来年4月から三重県伊賀市で同性カップルの証明書を発行すると発表があった(渋谷区・世田谷区についで3番目)。

 日本では同性婚は認められないので今は証明書止まりですが、海外では同性の結婚が認められつつあるので、自分なりに同性婚について考えてみた。


 自分は、愛には色々な形があるので「同性カップル」を否定しないが、「男女婚」と「同性婚」を同一に扱うべきでは無いと思う。

 なぜそう思うかと言うと、婚姻とは産まれてくる子供を守り無事に育てるため制度で、その延長線上に夫婦関係などパートナーの保護が存在していると思う。

 具体的には下記のように、事実婚と法律婚の違いを比べると配偶者よりも子供も守るものだとわかります。

(1)相続権
・子供がいないと配偶者が100%相続できる選択肢は限られているが、子供がいれば子供(全員)+配偶者で100%相続できるし、配偶者がいなけれ子供(全員)で100%相続できる。
 この事から、相続権は配偶者のためと言うよりも旦那が亡くなっても奥さんが子供が育てれるようとか、両親が亡くなっても子供が生きていけるようにするためにあると思います。

(2)嫡出子(実の子)と親権
・母子関係は出産によって確定できますが、父子関係は自分の子供か直接確認できるものが無いので妻を信じるしないのですが、世の中には悪い父親もいて妻が潔白であっても自分に似てないとか男子では無い(←昔の人に多い)など身勝手な理由で自分の子供では無いと言い張る人がいるので、婚姻中に生まれた子供はほぼ強制的に夫の嫡出子(実の子)になり相続権や親権が発生します。
 親権は権利と言うよりも養育しなければならない義務なので子供が守られる事になりますし、女性も婚姻していれば安心して子供を産むことができます。

(3)不貞行為(不倫)の禁止
・婚姻状態での不倫により子供ができてしまうと新たな相続権や親権の発生により、婚姻関係の子供が育てにくい状態になってしまうので子供を守るためにあると思います。
 違法なのに罰則規定が無いのも、婚姻で発生した決まり事で親が刑務所に入ってしまい子供を養育できないと本末転倒だからだと思います。

(4)その他に、家族間での贈与税の一部免除やなど扶養控除など
・子育てには学費など莫大なお金がかかるため贈与税の一部が免除されたり、子育て中は働けないので扶養控除があるのも、子供のためだと思います。
 (もし他人だったら贈与税は年110万円から発生するので食費とか入れるとすぐにオーバーします)


 
 以上の事から婚姻は子供のための制度で、子供が作れない同性カップルが仲良くなった事を証明するためのものでは無いと思うので「男女婚」と同一にするのは間違っていると思う。
 また、子供を育てる義務というデメリットなく家族間での贈与税の免除や扶養控除などメリットのみ受けるのであれば「同性婚」がお得になるので不平等ではないだろうか?

※備考
 ・同性カップルでも前妻(夫)の子や養子縁組で子供ができれば同等でも良いとは思います。子供を育てるためには学費など高額になるので贈与税の免除は絶対必要だと思います。

 ・不妊症や経済上の理由で子供を作れない作らない人はどうなの?って、空気が読めない人が質問してくるかもしれないので書いておくと、子供が作れない事を公表する人は少ないし正常でも子供ができるかできないかは運なので、個々の複雑な事情は無視して男女間なら子供が生まれるだろうと推定するのが単純で誰もがわかりやすい基準ではないでしょうか?、結婚のために色々検査されて結果が悪かったら好きな人と結婚できなくなってしまいますよ。

余談だが
 同性婚が認められるなら、近親婚も認められてもいいんじゃないかと思ったりする。近親婚は血が濃くて子供に障害が出るとか相続権とかの問題で禁止されてるので同性婚と同様に子供を作らなければ影響は少ないと思う。
 現実的には、近親者と知らずに付き合っていて結婚しようとしたら事実が判明して結婚できず事実婚止まりで泣いている人も少なくないだろう。(逆に実父が結婚も認知しなければ、子供は登録上で他人なので実父やその近親者と結婚できてしまうし)

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