Thumbs.dbは1つ1つは数百KBと小さいが集まるとそこそこストレージを圧迫するし、差分・世代バックアップを行っていると画像ファイルが変更される度にThumbs.dbも更新されるため、レストアするときにThumbs.dbが山ほど表示されてしまうので、個人的には作ってほしく無いのでThumbs.dbの作成を抑止する方法を調べてみました。
方法は「ローカルグループポリシーエディタ」と「レジストリエディタ」の2種類の方法がある。
ローカルグループポリシーエディタは日本語で説明があるのでわかりやすいが入ってないパソコンもあるらしいです。
レジストリエディタは設定名などが専用の英語名称になっているのでわかりにくいですが、最後の添付ファイルを使えば1クリックで変更できます。
どちらもパソコンの動作に必要な設定を変更できるため、使いかを誤るとWindowsが起動しなくなったり誤動作する事があるので注意が必要です。
なおThumbs.dbを作らない欠点は、エクスプローラで縮小画像を表示する設定だと、画像があるフォルダーを表示する度に「画像の読み込みと縮小画像の作成」が発生します。体感速度への影響は「CPU・ストレージの速度」と「画像ファイルの数や大きさ」に依存し、高速なCPUとストレージ＋画像ファイルの数が少なくサイズも小さいのであれば影響はほとんどありません。ただし処理が増えるのでバッテリーには若干影響が出ると思います。
設定変更は自己責任で行ってください。
ローカルグループポリシーエディタの場合
(1)ファイル名を指定して実行で「gpedit.msc」と入力しローカルグループポリシーエディタを起動
(2)「ユーザーの構成＞管理用テンプレート＞Windowsコンポーネント＞エクスプローラ」から「縮小表示の画像のキャッシュをオフにする」を開き「有効」を選択、「OK」を押してエディタ終了で完了
元に戻す時は「無効」にする
レジストリエディタ(手動)
(1)ファイル名を指定して実行で「regedit」と入力しレジストリエディタを起動
(2)左側のリストから下記のキーを表示する
「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer」
(3)右側に「NoThumbnailCache」が無い場合は、(既定)の下あたりの空白で右クリック「新規→DWORD値(32)」を選ぶと「新しい値#1」と言うのができる名前を「NoThumbnailCache」とつける
(4)「NoThumbnailCache」をダブルクリックし値のデータに「1」と入力してOKしてエディタを終了で完了。
元に戻すときは値のデータに「0」にする。
レジストリエディタ(自動)
下記の「NoThumbnailCache.zip」をダウンロードし、展開して出てくる「NoThumbnailCache_1.reg」を実行すれば、レジストリエディタ手動と同じ状態になります。実行すると注意表示が出るので心配になるかもしれないが心配ならメモ帳などでファイルの中を見れば、手動と同じキー名と「dword:00000001」が書いてあるはず。
元に戻すときは「NoThumbnailCache_0.reg」を実行する。