男性の更年期障害

 NHKきょうの健康と、テレビ朝日の林修の今でしょ!で「男性の更年期障害」の特集をやっていたのでメモ。女性の更年期障害はよく耳にしますが、男性にも更年期障害があるそうです。


症状
 「眠りが浅い、イライラ、不安、憂鬱、発汗、ほてり、肥満、頻尿、体の節々の痛み」など。
 具体的には、寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めてしまう。小さな事でもイライラし怒りっぽい。体がほてり冷房を付けても汗が止まらない、または真夏でも寒気を感じる、など。
 うつ病に似たうつ症状があり、ストレスや不安で緊張した状態が続くと脳細胞に傷が付き悪化する。うつ病は痩せる傾向にだが更年期障害は肥満傾向である。

原因
 主に男性ホルモン(テストステロン)の低下による、低下の理由として加齢・ストレス・運動不足などがある。

診断
 泌尿器科の医師の問診と血中の男性ホルモン量(フリーテストステロン8.5pg/mL未満)などで判断。

治療(軽度)
 漢方薬の補中益気湯と症状に応じて抗うつ薬・骨粗しょう症薬、ED治療薬などの処方、生活習慣の改善(下記の更年期障害対策など)。

治療(重度)
 ・男性ホルモン(テストステロン)を注射(月1~2回)
 ・若い男性で子供を作る予定がある場合は左記の注射だと体が精子が十分あると勘違いし精子の生産量が減るので代わりにhCGテストステロンを注射(毎週)。
 ・治療期間は約1年が目安
 ・副作用は多血症など
 ・前立腺がんや肝臓病があるとこの治療は受けられない。
 ・治癒確率は説明していた専門医の病院では重度患者の6割が治癒(大学病院の医師のため超重症患者も多いと想像でき平均的な確率は不明。うつ症状があるので本人の努力や生活環境も影響すると思われる)

更年期障害対策
 生活習慣の改善、運動・睡眠・ストレスをためない・競い合うなど。
 ・運動はスクワット・腕立て伏せ・階段の上り下り・速く歩くなど、毎日行うのが良い
 ・睡眠をしっかりとならいと、一日で消費した男性ホルモンが回復せず悪循環となる。
 ・競い合う事で男性ホルモンが増える、スポーツによるもの以外でも、趣味の芸術作品の出典やカラオケ大会の参加などでも良い。

男性の更年期障害を抑える食品
 ・ご飯には「とろろ」、男性ホルモンの分泌を促すムチンが含まれている。
 ・デザートには「スイカ」、赤い部分では無く白い部分に男性ホルモンの分泌を促すシトルリンが含まれている。
 ・おやつは「ナッツ」、アルギニンは男性ホルモンの分泌を高める。
 ・おつまみには「ビーフジャーキー」、亜鉛が豊富で男性ホルモンの生成に役立つ。
 ・外食なら「ジンギスカン」、羊の肉に男性ホルモンの分泌を促すムチンが含まれているカルニチンが含まれている。
 ・夕食には「スパイシードライカレー」、ニンニクとタマネギには男性ホルモンを活発化させる含硫アミノ酸が含まれている。また肉のたんぱく質は男性ホルモンの生成に必要。
 ・おかず「豚の生姜焼き」、豚肉にタンパク質、タマネギに含硫アミノ酸
 ・おかずには「牡蠣」、亜鉛が豊富で男性ホルモンの生成に役立つ。

終わりに
 老化現象と思われる「老人は朝が早い」とか「幼児帰り」とか「夜のトイレの回数が多い」なども更年期障害かもしれない。気になる症状が見られたら病院で診察してもらった方がよさそうだが、症状的にうつ病と誤診される可能性もあるので町医者より専門病院が良いと思われる。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA