晴れてても落雷に要注意!

 一昨日、愛知県の高校で野球の試合中にマウンドに立っていたピッチャーの高校生に「晴れていたのに」雷が落ちて死亡したと新聞やニュースで報道があった。
 当時は晴れていて直上には雲もなかったとの証言や、避雷針に囲まれたグラウンドだったとあり各ニュース検証を発表していた。

(1)晴れていても雷が落ちた理由。
 雷は雲の下だけでなく、雲の端から横方向に10km以上離れた場所に落ちる事があるので、直上が晴れていても10km以内に雷雲があれば危険
 雷の距離は光と音の差からおおよその距離が分かるが音速が秒速340mとし場合、光ってから約30秒以内にゴロゴロと聞こえれば10km以内にある事になる。
 
(2)避雷針に囲まれたグラウンドで雷が落ちた理由
 避雷針は強い雷はよく引きつけれるが、弱い雷には効果が少ないとの事。
 避雷針の安全圏は45度以内と言われており設計上でマウンドも45度以内に入るようになっていたと思われるが、真上から来た雷では無いので防げなかった可能性がある。


雷から身を守る方法
 
・一番の対策は、雷の音が聞こえたら20km以内なので素早く建物や乗用車に避難する。また金属部分や家電製品からは離れれた方が良い。
・雨が降ってきても木の下などに行かない事、木のもっとも外周の枝葉から2m以下は側撃雷と言って木に直撃した雷が放電して近くの人が感電する危険がある。
・高い塔や避雷針の先から45度以内は落雷が少ないが2m以内は側撃雷の危険があるので注意。
・逃げ場が無い時は、姿勢を出来るだけ低くする事、ただし寝転がると地面から電気が逆流し心肺停止になる可能性があるので靴を履いてしゃがむのが良い。

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