ハードディスクを入れる箱をつくってみた。


ブログ用の写真や動画を保存用に新しいハードディスク(以下HDD)を買ってきたのだが、配線が乱雑ですごい事になってきたので整理整頓や環境改善をかねHDDを入れる箱と作ってみようと思う。

現在のハードディスクは計5台、たぶん普通の人より多いと感じられると思うがHDDが故障して大切なデータが消えた経験があり通常2台1組で増設を行っているからである。

内訳は
・ノートの内蔵用バックアップに250GB
・私用や会社で使うデータ用に500GBとバックアップの2台
・今回購入したブログの写真&動画用の1TBとバックアップの2台
1台のHDDには電源コードとUSBケーブルの2本が必要で、5台ともなると下の写真のようにゴチャゴチャで見苦しい。
もっと酷いのは机の裏のテーブルタップでACアダプタや余ったケーブルがゴロゴロしていて埃も積もっているのでトラッキング現象を起こして火事にならないか心配だ。

という事で整理整頓できればと思いHDDを入れる箱を作る事にしたが、せっかく作るなら現状で気になる点を改善を改善できればと考える。

気になる点
・整理整頓
HDD5台の電源コードとUSBケーブルの合計10本のケーブルを減らしたい。
・省エネ
常時使用しないバックアップは電源を切りたい。
それとHDDを使用しなくてもACアダプタが温かくなっているので微妙に電気を消耗しているので物理的に電源を遮断したい
・放熱対策
現在、夏の真っ只中でHDDをさわると熱いと感じるほど、熱いと故障しやすいので常時冷却できるようにしたい。
・静音化
HDDのバックアップなど時間がかかる作業は夜の寝ている間に行うようにしているが、すぐ横で寝るので静かにしたい。

対策(予定)
・整理整頓
電源ケーブルはタップで1本の電源コードにまとめる
USBケーブルは1本化すると同一線内での転送速度が下がるので、同時に使わないバックアップの3台をハブで1本かして全3本にする。
・省エネ
スイッチつきタップを使い個別に電源を切れるようにする
・放熱対策
箱にファンを付けて熱を排熱させる
・静音化
もともと大きな音ではないので箱に入れるだけでも防音効果はあると思う。
放熱用に取りつけるファンを低速の静音タイプにする。

買ったもの
HDDを収納するケース:680円

放熱用ファン:1200円

スイッチ付きタップ:980円

ファンガード:300円、空気取り入れ口用に買ったがファン側にもつけたければ+1個必要

ビス:タップ固定用:100円
フィルター:ほこりが入らないよう空気取り入れ口につける用、ティッシュでも良いと思う
PC用4ピン12VのACアダプタ(放熱用ファン用):以前買ったHDDケースの付属品を利用した
USBハブ(3口):現在利用している物を利用した
計4760円
工具
・穴あけ:キリや電気ドリルなど
ネジ穴用と下記の弓ノコギリの刃を通すための穴用
(※インパクトドリルの電池がダメになってたのでハンダコテを使った、プラが溶けて臭いし綺麗に穴が開かないので止めた方がいいと忠告しておく)
・切断:弓ノコギリや糸ノコなど
冷却用ファンと空気取り入れ口とコード用のを穴あけに使用
・ドライバー:冷却ファンやタップを止める用
・仕上げ:デザインナイフやヤスリなど

製作
いきなり問題発生、試しに箱に入れてみたが4台しかHDDが入らない事に気付く。

ACアダプタを出せば入るが一番重要な整理整頓ができなくなる。しかたがないので4台だけ入れる事にした。
CPUファンと空気取り入れ口と電源コード用の穴を開ける。ネジ穴も

ファンを取り付ける(送風方向を考えて)

背面には空気取り入れ口にフィルターを入れファンガードで止める

フタにタップを固定し中身を入れる、HDDの並び順に気をつけ良く使うものは中央の風とおりのよい場所に設置した。

完成(トップの写真)

製作時間は約3時間

使用感
思った以上にコード類がなくなり整理整頓されているように感じた。
6連スイッチにより4台のHDDの電源が切れ、冷却ファン用のスイッチもあるので待機電力は0Wになったはず。
ファンによる強制冷却のおかげで内部の温度も上がりにくいようだ。しかし、滅多にないが4台のHDDを同時に稼働させるそこそこ発熱するので、同時使用するようならもっと風量の高いファンを使用した方がよさそうである。
失敗したのは冷却ファンの騒音。ファン自体は静音タイプで静かだが、それを固定するケースがフニャフニャのプラスチックなので微小なファンの振動をスピーカーのようケース全体に伝えてしまい音が大きく聞こえる。ファンとケースの間に防振材を挟むなど対策が必要。
また5台入れる所に4台しか入らなかったのでノート用バックアップの250GBをはずし、1TBバックアップの一部を割り当てる事にしたのが構想と少し変わり残念。

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