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memo:dmf-sa06_repair

🔌電気ヒーター(DMF-SA06)修理

山善電気のセラミックファンヒーターDMF-SA06(2011年)が故障したので修理しました。

(注意:分解や修理を行うと感電・火災等の危険があるので決してマネしないでください、また分解や修理は自己責任で行って下さい)


症状

動作中に本体を移動すると電源が勝手に切れ、本体を叩いたり転倒スイッチなどを触ると復帰します。また電源を入れても動作しない時がありこれも転倒スイッチなどを触ると動き出します。なんとなく転倒スイッチを不具合ではないかと疑っています(実際はコード断線でした)

分解

コンセントを抜き、裏側の4本のネジを外せば前後で二分割になります。

内部構造

電子的な基盤は無く単純な構造で、コンセントから入った電気は転倒スイッチ→電源スイッチ→サーモスタット→ファン→温度ヒューズ→ヒーター→管ヒューズといった感じに流れるみたいです。

故障個所

テスターで導通チェックするとコードの本体側付け根で断線してる事がわかりました。(最初に疑っていた転倒スイッチは正常に動作してました)

コードを外すのにコードと本体のゴムとが接着剤で接着されていたので、コードを切りかなり強引に引っ張って取り外しました

取り外したコードの付け根部分を分解するとヨリ線がズタズタに千切れ先端部の色が変色があり何度もスパーク(火花放電)があったようです。火災の原因になるのでとても危ない状態でした。

修理

原因部分は取り除いたので、切ったコードを繋ぐだけで治ります。

600Wの電気が長時間流れる事を考えると簡易接続では不安なので600Wに対応したカバー付きのリングスリーブを購入(8個で約120円、圧着工具は別途必要)

リングスリーブの使い方はヨリ線を2本をまとめて対応した圧着工具でリング潰すだけです。

組み立て

接着剤で接着してあったコードの付け根は、また断線した時の事を考えて接着剤では無く結束バンド(インシュロック)を内側と外側に締め付けて動かないようにしました。

その後は分解時と逆の手順で組み立てて、動作確認して修理完了!

対策

修理完了しましたが、そのままではいずれ数年後に同じ場所で断線する可能性が高いのでコードが曲がりにくくなるように自作カバーを製作して補強しました。(コードが滑らかに曲がるようなスプリング状の材質があれば良いのですが無いので薄いゴムにテープを巻いただけの簡単なものです)

memo/dmf-sa06_repair.txt · 最終更新: 2018/12/19 20:02 by 管理者