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php:php_print-echo

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php:php_print-echo [2018/12/30 13:46]
管理者
php:php_print-echo [2019/01/13 22:25] (現在)
管理者 [ダブルクォーテーション]
ライン 3: ライン 3:
  
 ---- ----
-===== 使い方 =====+===== 基本的な使い方 =====
  
-==== 文字列表示 ====+===== 文字列表示 ​=====
  
-echoに続きシングルクォーテーションで出力したい文字列を囲みます。注意:シングルクォーテーション中でシングルクォーテーションはそのまま使ません。後述の「シングルクォーテーションを表示るには」を参照して下さい+文字列を出力する場合は出力する文字列をシングルクォーテーションで囲みます。 
 + 
 +注意点は、「I'​m sorry」などシングルクォーテーションを含む文字列は使用できません。(解決策は後述のダブルクォーテーションを使います)
  
 <code php> <code php>
ライン 15: ライン 17:
 </​code>​ </​code>​
  
-**デモ**+**結果**
  
 <php> <php>
ライン 21: ライン 23:
 </​php>​ </​php>​
  
-==== 変数の表示 ​==== +==== ダブルクォーテーション ​==== 
-変数はシングルクォーテーションでず直接すると内容が表示されます。(誤ってシングルクトで囲むと変数名表示されます+シングルクォーテーション時は文字列しか出力せんでしたが、ダブルクォーテーションでは変数や特殊文字(改行や号などのエスケープシーケンス)を出力できます。 
 + 
 +注意点は、文字列中の「\」「"​」と「$」(変数以外で)を使用する場合はこの各文字の前に半角バックスラッシュ「\」をつけ、「\\」「\"​」「\$」として下さい(半角バックスラッシュは言語設定などにより「¥」(半角円記号)と表示される場合がありますまた単純な文字列出力の場合はシングルクテーションより処理速度遅くなります
  
 <code php> <code php>
 <?php <?php
-  $name='山田太郎'; +  $str='Hello World'; 
-  $age=20; +  echo '<​p>​シングル:$str ・・変数展開不可</​p>​'; 
- +  echo "<​p>​ダブル:$str ・・・変数展開可能</p>"
-  echo '<​p>​名前は';​ +  echo "<p>ダブル:\$str ・・・エスケープシーケンスで変数を展開しない</p>"
-  echo $name; +  echo "<​p>​ダブル:\'\" ​' ​・・エスケープシーケンスでダブルとシングルクートを表示可能</p>";
-  echo '​、年齢は'; +
-  echo $age; +
-  echo '歳</p>'+
-  echo '<p>誤って囲ってしまうと下記のように変数名が表示されます<br>'+
-  echo '$name'; //シングルクートあり +
-  echo '</p>';+
 ?> ?>
 </​code>​ </​code>​
  
-**デモ**+**結果**
  
 <php> <php>
-  $name='山田太郎'; +  $str='Hello World'; 
-  $age=20; +  echo '<​p>​シングル:$str ・・変数展開不可</​p>​'; 
- +  echo "<​p>​ダブル:$str ・・・変数展開可能</p>"
-  echo '<​p>​名前は';​ +  echo "<p>ダブル:\$str ・・・エスケープシーケンスで変数を展開しない</p>"
-  echo $name; +  echo "<​p>​ダブル:\'\" ​' ​・・エスケープシーケンスでダブルとシングルクートを表示可能</p>";
-  echo '​、年齢は'; +
-  echo $age; +
-  echo '歳</p>'+
-  echo '<p>誤って囲ってしまうと下記のように変数名が表示されます<br>'+
-  echo '$name'; //シングルクートあり +
-  echo '</p>';+
 </​php>​ </​php>​
  
-==== 文字列の接続 ====+** エスケープシーケンス **
  
-''​.''​半角ドット使用すると複数を接する事がきます。+次の文字記述すると説明文字が表示されます。 
 + 
 +^記述^説明^ 
 +|\\|\を表示、\x5Cの記述と同じ| 
 +|\$|$を表示、\x24の記述と同じ| 
 +|\n|復帰(carriage return)、\x0Dの記述と同じ| 
 +|\r|改行(newline)、\x0Aの記述と同じ| 
 +|\t|タブ、\x09の記述と同じ| 
 +|\"​|"​を表示、\x22の記述と同じ| 
 +|\'​|'​を表示、\x27の記述と同じ| 
 +|\(|(を表示、\x28の記述と同じ| 
 +|\)|)を表示、\x29の記述と同じ| 
 +|\[|[を表示、\x5Bの記述と同じ| 
 +|\]|]を表示、\x5Dの記述と同じ| 
 +|\x??​|文字コードから表示(??​は16進数00~FF)、\x41\x42ならABと表示| 
 + 
 +===== 高度な使い方 ===== 
 + 
 +==== 直接表示 ==== 
 + 
 +変数や数字表示する場合にはシングルクォーテーションやダブルクォーテーションは不要です。
  
 <code php> <code php>
 <?php <?php
-  $name='山田太郎'; +  $str='Hello World'; 
-  $age=20; +  ​echo '<​p>';​ 
- +  echo $str
-  echo '<​p>​名前は'.$name.'、年齢は'.$age.'</​p>';​+  echo '</p>'
 +  echo '<p>'
 +  echo 12345; 
 +  echo '</​p>';​
 ?> ?>
 </​code>​ </​code>​
  
-**デモ**+**結果**
  
 <php> <php>
-  $name='山田太郎'; +  $str='Hello World'; 
-  $age=20; +  ​echo '<​p>';​ 
- +  echo $str
-  echo '<​p>​名前は'.$name.'、年齢は'.$age.'</​p>';​+  echo '</p>'
 +  echo '<p>'
 +  echo 12345; 
 +  echo '</​p>';​
 </​php>​ </​php>​
  
-==== ダブルクォーテーション ​==== +==== 文字列の接続 ​====
-ダブルクォーテーションで囲むと文字列中の変数やエスケープシーケンス(/​で始まる特殊文字)を解釈します。+
  
-注意1:ダブルクォーテーション中でダブルクォーテーションはそのまま使えません。後述の「ダブルクォーテーションを表示するには」を参照して下さい +''​.''​半角ドットを使すると複数の接続する事ができます。
- +
-注意2:変数の後にはスペース入れないと正しく展開できない事があります。例えば下記の場合は ''​$name''​と''​、''​の間にスペースを入れないと表示されません+
  
 <code php> <code php>
 <?php <?php
   $name='​山田太郎';​   $name='​山田太郎';​
-  $age=123; +  $age=20
- +  echo '<​p>​名前は'.$name.'、年齢は'.$age.'歳</​p>​';
-  echo "<​p>​名前は$name 、年齢は$age 歳</​p>";​ +
-  //​注:変数の後ろにスペースを入れないと正しく表示できない事がある +
-  //​スペースを入れたくなければ区切って 「.」で繋げて回避 +
-  //echo "<​p>​名前は$name"​."​年齢は$age"."歳</​p>​";+
 ?> ?>
 </​code>​ </​code>​
ライン 101: ライン 112:
 <php> <php>
   $name='​山田太郎';​   $name='​山田太郎';​
-  $age=123; +  $age=20
- +  echo '<​p>​名前は'.$name.'、年齢は'.$age.'歳</​p>​';
-  echo "<​p>​名前は$name 、年齢は$age 歳</​p>​";+
 </​php>​ </​php>​
  
-通常はシングルクォーテーションを使った方が誤表示の問題が無く変数やエスケープシーケンスの確認時間が無いため高速です。しかしシングルクォーテーションで複数の文字列や変数を接続する場合は ''​.''​ ''​%%'​%%''​ が多くなるのでダブルクォーテーションを使用した方が見いソースコードになります。+==== 変数計算 =====
  
- +計算が可能です。他の文字や数字と接続する場合は式を''​()''​で囲む必要があります。
-==== シングルクォーテーションを表示するには ==== +
-シングルクォーテーション中にシングルクォーテーションは使えないので下記のように対処して下さい。 +
- +
-<code php> +
-//​ダブルクォーテーションで囲む +
-echo "<​p>​「'​」シングルクォーテーションを表示できます</​p>";​ +
-//​部分的に使う場合は「"'"​」だけ分けて.で接続 +
-echo '<​p>​「'​."'"​.'​」<シングルクォーテーションを使えます</​p>';​ +
-</​code>​ +
- +
-**デモ** +
- +
-<​php>​ +
-//​ダブルクォーテーションで囲む +
-echo "<​p>​「'​」シングルクォーテーションを表示できます</​p>";​ +
-//​部分的に使う場合は.で接続 +
-echo '<​p>​「'​."'"​.'​」<シングルクォーテーションを使えます</​p>';​ +
-</​php>​ +
- +
-==== ダブルクォーテーションを表示するには ==== +
-ダブルクォーテーション中にダブルクォーテーションは使えないので下記のように対処して下さい。 +
- +
-<code php> +
-//​シングルクォーテーションで囲む +
-echo '<​p>​「"​」ダブルクォーテーションを表示できます</​p>';​ +
-//​変数を展開したい場合はダブルクォーテーション部分と変数部を分けて.で接続 +
-$name='​山田太郎';​ +
-echo '<​p>​「"​」ダブルクォーテーション部と「'​."​$name"​.'​」変数部を分ける</​p>';​ +
-</​code>​ +
- +
-**デモ** +
- +
-<​php>​ +
-//​シングルクォーテーションで囲む +
-echo '<​p>​「"​」ダブルクォーテーションを表示できます</​p>';​ +
-//​変数を展開したい場合はダブルクォーテーション部分と変数部を分けて.で接続 +
-$name='​山田太郎';​ +
-echo '<​p>​「"​」ダブルクォーテーション部と「'​."​$name"​.'​」変数部を分ける</​p>';​ +
-</​php>​ +
-==== 変数計算 ===== +
-echo中でも計算が可能です。他の文字や数字と接続する場合は式を''​()''​で囲む必要があります。+
  
 <code php> <code php>
ライン 157: ライン 126:
   echo '<​p>';​   echo '<​p>';​
   echo $x+$y+3; //​単独なら()不要   echo $x+$y+3; //​単独なら()不要
-  echo '<br>';+  echo '</​p>';​ 
 +  echo '<p>';
   echo '​答えは='​.($x+$y+3).'<​br>';​ //​他の文字と接続する時は()が必要   echo '​答えは='​.($x+$y+3).'<​br>';​ //​他の文字と接続する時は()が必要
   echo '</​p>';​   echo '</​p>';​
ライン 170: ライン 140:
   echo '<​p>';​   echo '<​p>';​
   echo $x+$y+3; //​単独なら()不要   echo $x+$y+3; //​単独なら()不要
-  echo '<br>';+  echo '</​p>';​ 
 +  echo '<p>';
   echo '​答えは='​.($x+$y+3).'<​br>';​ //​他の文字と接続する時は()が必要   echo '​答えは='​.($x+$y+3).'<​br>';​ //​他の文字と接続する時は()が必要
   echo '</​p>';​   echo '</​p>';​
php/php_print-echo.1546145206.txt.gz · 最終更新: 2018/12/30 13:46 by 管理者