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memo:からいは関東と関西で違う [2019/02/28 18:51] 管理者 |
memo:からいは関東と関西で違う [2019/03/08 08:02] (現在) 管理者 [料理の違いよる違い] |
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(*2 例えば、大根の煮物は、味を付けるのではなく大根をどうおいしく感じさせるかで調理しているので、味を指定しても大根の味は変わりません) | (*2 例えば、大根の煮物は、味を付けるのではなく大根をどうおいしく感じさせるかで調理しているので、味を指定しても大根の味は変わりません) | ||
- | 関東では料理が多彩なため「濃い味・薄い味」だけでは語彙が足りずコミュニケーション不足になったので「濃い味・薄い味」+「甘い味・辛い味」に加え、新しく「苦い味・ショッパイ味・酸っぱい味」が増えなど直接的な味の表現を使わなければならくなったのではないかと思います。 | + | 関東は関西よりも後発で調味料の発達や味への研究が進んでいた事と山菜だけでなく海産物など資源から調理のパターンが増えた事などから「濃い味・薄い味」だけでは語彙が足りずコミュニケーション不足になったので「濃い味・薄い味」+「甘い味・辛い味」に加え、新しく「苦い味・ショッパイ味・酸っぱい味」が増えなど直接的な味の表現を使わなければならくなったのではないかと思います。 |
ライン 58: | ライン 58: | ||
昔、関西が発展した時代には味に関する研究が進んでいなかったので辛味・塩味・苦味・酸味など刺激が強くて食べにく味を「からい」と言い、甘味が強くて食べにくいものや刺激の物足りない味を「あまい」と言っていたのだと思います。つまり関西の「からい・あまい」には「まずい」の感情表現が多く含まれている感じがします。ただし人間の味覚は甘味には寛容なので「あまい」はまずいよりも「少しまずい」的な感情表現だと思います。 | 昔、関西が発展した時代には味に関する研究が進んでいなかったので辛味・塩味・苦味・酸味など刺激が強くて食べにく味を「からい」と言い、甘味が強くて食べにくいものや刺激の物足りない味を「あまい」と言っていたのだと思います。つまり関西の「からい・あまい」には「まずい」の感情表現が多く含まれている感じがします。ただし人間の味覚は甘味には寛容なので「あまい」はまずいよりも「少しまずい」的な感情表現だと思います。 | ||
- | 対して関東が発展した時代は、海産物など多彩な食材や唐辛子など香辛料の伝来などで味に関する研究が進んだ事で、味の刺激を「辛い・しょっぱい・酸っぱい・苦い」と言い分けるようになり、「からい」にだけ「まずい」と言う感情表現があるとこの会話で使いにくいので「辛い」にはまずいと言う意味が持たなくなったのではないかと思います。 | + | 対して関東が発展した時代は、海産物など多彩な食材や唐辛子など香辛料の伝来などで味に関する研究が進んだ事で、味の刺激を「辛い・しょっぱい・酸っぱい・苦い」と言い分けるようになり、「からい」にだけ「まずい」と言う感情表現があるとこの会話で使いにくいので「辛い」にはまずいと言う意味を持たせなくなったのではないかと思います。 |
- | 生粋の関西人や関東人にはあった事がありませんが、関東系の父方の家と関西系の母方の家を比べると、関西の人は「からい・あまい」と言う時には顔をしかめ不快感を示す事が多く普段はあまり「からい・あまい」と言わない印象があります。対する関東の人は不快感を示す時以外にも日常的に「辛い・甘い」を使っています。 | + | 私は生粋の関西人・関東人に知り合いがいないので正確な事は言えませんが、関東系の父方の家と関西系の母方の家を比べると、関西系の家では「からい・あまい」と言う時には顔をしかめ不快感を示す事が多く、雰囲気的には「痛い」と同じ使いかたのようで普段はあまり「からい・あまい」と言わない印象があります。対する関東系の家では不快感を示す時以外にも日常的に「辛い・甘い・ショッパイ・・」を使っています。 |
===== まとめ ===== | ===== まとめ ===== | ||
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|甘い|>|甘味| | |甘い|>|甘味| | ||
- | 使い方が違うので、関西と関東で意思疎通するには工夫が必要です。 | + | 方言です。 |
- | 会話する時は双方とも共通の「塩味・苦味・辛味・酸味・甘味」を使うと良いと思います。 | + | 使い方が違うので関西と関東で意思疎通するには工夫が必要です。会話する時は双方とも共通の「塩味・苦味・辛味・酸味・甘味」を使うと良いと思います。 |