目次

📝DokuWiki初期設定(自分流)

DokWikiをインストール後に行う初期設定の覚書。


サイドバー表示

初期状態ではサイドバーは表示されないので「必要なら」次の方法ででサイドバーを表示させます。

http://ドメイン名やパス/doku.php?id=sidebar

にアクセス、右側の編集ボタンを押し、適当に文字を入力して保存する。

サイドバー
[[sidebar|サイドバー]]

これでサイドバーが表示されます。

しかしWordPressなどブログのサイドバーとは違い自動的に日付一覧やカテゴリ一覧を挿入する機能は無いので、自分でインデックスを作る必要があります。

サイト設定

ログインした状態で右上の「管理」→「サイト設定」から設定画面に入ります。

そのままでも使い始めるのに問題はありませんが、個人的には次のように設定に変更しています。

注釈見出し項目名設定内容
1表示トレース(パンくず)表示数0
2現在位置を表示
3最終編集者の情報として表示する内容ユーザーのフルネーム
4最初の見出しをページ名とする常に使用する
5リンクInterWikiリンクの表示先(注)_blank
外部リンクの表示先_blank
6編集 HTML埋め込み
PHP埋め込み
  1. トレース(パンくず)は過去に自分の表示したページ名を画面上部に表示する機能ですが、2番の「現在位置を表示」の方が自分の位置をつかみやすいので、トレースを無効化して現在位置を表示を有効化しています。
  2. 現在位置を表示は文書の上位にある名前空間(≒フォルダ)を表示します。(名前空間を適切に使わない文書管理だとあまり意味がありませんのでOFFでも良いかもしれません)
  3. セキュリティー的な理由で設定、攻撃者にログイン名を知られない方が安全だと考えられます。
  4. 「常に使用する」にするとリンクにページ名を指定するだけで自動的に名前を付けてくれます。
  5. 内部リンクは同じウインドウで開き、外部リンクは新しいウインドウで開く事により利用者に内外の区別がつきやすい。InterWikiは自分の運営する姉妹サイトとリンクするだけなら空白(内部リンク)のままがよいかもしれません。
  6. 文書中でHTMLやPHPを使えるようにします。ゲストや第三者に文書の編集権限を与える場合はセキュリティーリスクになるのでチェックしないで下さい。

SEO関連

注釈見出し項目名設定内容
1 基本スタートページ名index.html
2 キャッチフレーズ(自分で考えた文書)
3 スパム対策rel=“nofollow”を付加🔲(チェック外す)
4 インデックスを許可(何秒後)0
5 高度な設定URL書き換えDokuWikiによる設定
(.htaccessが使える場合は.htaccess)
6 上の名前空間の区切りにスラッシュを使用
7 canonical URL (正準 URL) を使用
8 RSS配信設定Googleサイトマップ作成頻度1
  1. DokuWikiでは通常 start が割り当てられていますがWeb上では index.html が一般的なので変更します
  2. WIKIタイトルの下に表示されるメッセージです。SEO的には効果はあまり期待できませんが視聴者にどんなWebサイトなの説明できます。
  3. nofollwだと検索クローラがリンクをたどりません
  4. 初期設定では5日間クロールする事を禁止します。
  5. アドレスを「./wiki/doku.php?id=start」から「./wiki/doku.php/start」にします。.htaccessの書き換えができる場合は「./wiki/start」にできますがすべてのサーバーで.htaccessが使えるとは限りません。URL書き換えは公式サイトのURL書き換えをご覧ください。
  6. 名前空間の区切り文字は通常「:」が使われますが、「/」となります。URL書き換えと併用すると普通のアドレスになります。
  7. PHPなどの動的WebページはURLの引数の違っても同じ内容のページが表示される事がありますが、検索サイトは違いをを判断できないのでDokuWiki側でどれが元でどれが重複ページなのか示します。
  8. 設定したらGoogle ウェブマスターツールに後述のアドレスを登録
    http://自分のdokuWikiのパス/doku.php?do=sitemap

名前空間(≒フォルダ)の構成

これは自分用の構成なので使用目的や管理方法によって変わるので参考程度にご覧ください(名前空間だと伝わりにくいので本項ではフォルダと表記します。またアクセスコントロールは次項参照して下さい)

文書用フォルダの基本構成、私の場合は上位階層で文書作成し多くなった文書群は子階層や別階層に移動しています。文書移動は以前のリビジョンが使えなくなる・リンク切れが発生するなど問題点があるので運用的には良い方法とは言えませんが、階層化する事で現在位置の機能が使えるので良いかなと思っています。

+blog・・・ブログ
  + 2017・・・月別に管理し保存
  + 2018
+ wiki・・・用語時点
+ doc・・・文書、多くなった文書からサブフォルダに移動
+ file・・・ファイルや写真のアルバム(ファイル本体はmedia格納し)
+ private ←アクセス制御:管理者のみ
+ friend ←アクセス制御:友人関係者のみ
+ job ←アクセス制御:仕事関係者のみ
+ media (※文書無し)

メディアファイル用フォルダの基本構成、通常文書はmedia直下の月別フォルダに格納、旅行写真など多い物はfileフォルダ下にフォルダを個別に格納します。メディアマネージャーは1フォルダ中の画像の数が多いと表示に時間がかかるので1フォルダ100枚くらいに制限した方が無難です。

+ media
  + 201802
  + 201801
  + file
  + private ←アクセス制御:管理者のみ
  + friend ←アクセス制御:友人関係者のみ
  + job ←アクセス制御:仕事関係者のみ

アクセスコントロール管理

インストール時に「クローズドWiki」にした場合は、管理者以外はWebページが表示できない状態になっています。

右上の「管理」→「アクセスコントロール管理」を表示して、「ルート」を選ぶ→権限を追加「グループ」を「@ALL」に変更→ エントリの編集を「読取」を選び→「更新」、ログアウトしてトップページが表示すれば設定完了です。

私の場合はDokuWikiにBlogのような情報発信と同時に私的な情報の集約にも利用したいので次のような権限を付けています

権限一覧 ユーザーグループ
ゲスト友人会社同僚管理者

public文書読取読取読取編集
friend文書禁止読取禁止編集
job文書禁止禁止編集編集
private文書禁止禁止禁止編集

自動修正の停止

DokuWikiでは、特定の文字を出力する際に指定の文字に自動変換して表示する機能があります。(ExcelやWordのオートコレクト機能同じような機能)

例えば 「(c)」と入力すると→「©」 と出力されます。

私は (a)(b)(c) などを多様するため、自動変換が有効だと (a)(b)© と表示されてしまい、ありがた迷惑なので自動変換を無効にしています。

変換設定は conf/entities.conf に保存されているので不要な変換設定を削除します。

注意:バージョンアップした場合は元に戻されるかもしれないので注意が必要です。