{{tag>Linuxディストリビューション Ubuntuベース Xfce 軽量リナックス}} [[start]]>[[mypedia_start]] ====== Peppermint ====== Peppermint(ペパーミント)は、Linuxカーネルを用いたオペーレーティングシステム(Linuxディストリビューション)のひとつ。利用者の多いLinuxディストリビューション「Ubuntu」をベースに軽量なXfceデスクトップ環境を採用し。最大の特徴は「Ice SSB」によりWebアプリケーションをローカルアプリ風に使用できる点です。 {{:media:pasted002:20180512_150728_peppermint.png?320}} {{:media:pasted002:20180512_150740_peppermint.png?320}} ---- ※※以降はPeppermint8 Respin-2の内容※※ Ubuntu 16.04LTSベースにデスクトップ環境はXfce4を採用しています。Peppermint8は2017年5月28日リリース、Peppermint8 Respin-2は2018年02月03日リリースされました。LiveCD/DVD起動対応 システム要件 ^ ^絶対最低^最小推奨^好ましい最小^ ^メモリ|512MB|1GB|2GB| ^HDD |3.8GB|4GB|4GB| インストールマニュアルに「absolute minimum required」「Our minimum recommended」「preferred minimum」と全部minimumが書いてあるのでわかりにくい。 ---- ===== ダウンロード手順 ===== Peppermint8 Respin-2 64bitのインストールディスクをダウンロードする内容です。 1.[[https://peppermintos.com/|Peppermint公式サイト]]にアクセスし「Download 64BIT」を押します。 |{{:media:pasted002:20180512_124009_peppermint.png?320}}| 2.ポップアップウィンドウの「Direct Download」を押すとPeppermint-8-20180203-amd64(1.24GiB/1.34GB)のダウンロードが開始します。 |{{:media:pasted002:20180512_124050_peppermint.png?320}}| 3.ダウンロードしたファイルをDVD-Rに書き込んで下さい(書き込み方法はDVDやPCの説明書をご確認下さい、ダウンロードしたisoファイルはDVDのディスクイメージファイルとして書き込んで下さいファイル形式で書き込んでも使えません) ---- ===== インストール手順 ====== 手順が多いので別ページになっています。 [[peppermint_8_2_install]] ---- ===== 使用した感想 ===== 【インストール】インストーラーの日本語化が必要で手順が数ステップありますが日本語化が終われば日本語説明があるので難しくはありません。HDDは5.51GiB(5.92GB)使用。インストール後は一部を除き日本語化されます。 【起動時間】CPU2コア+RAM2GB環境でBIOS(UEFI)終了後からログイン画面まで約63秒でログイン後に30秒ほど待ち時間があるので1分35秒です。同じ環境でWindows10を起動すると1分35秒(65+30秒)かかるのでほぼ同程度です。 【デスクトップ】デスクトップ環境はXfce4を採用し、タスクバー(パネル)は下部にありWindwosと同じ感覚で使用できます。 |{{:media:pasted002:20180512_150728_peppermint.png?320}}\\ Peppermint8 Respin-2デスクトップ| 【メニュー】左下のMenuボタンでポップアップします。アプリ起動は左側にカテゴリをオンマウスすると右側にアプリが表示されるので、Menuボタンから2クリックで起動できます。 |{{:media:pasted002:20180512_151323_peppermint.png?320}}| 【アプリウィンドウ】見た目はWindowsと同じです。ウィンドウを画面端にスナップすると自動的に画面の半分や1/4で表示するウィンドウスナップ(エアロスナップ)に対応しています。非アクティブになると半透過します。初期設定のテーマカラーが黒系なので白色キャンバスがあると明暗差で目に負担を感じます。 |{{:media:pasted002:20180512_151356_peppermint.png?320}}| 【アプリ】メニューにはアプリが多数登録されていますがその多くがWebアプリになっているのでインターネット接続が必要です。ローカルアプリは下記の数点と設定などで使用するツール類だけです。 ^ブラウザ|Chromium| ^BitTorrent|Transmission| ^メディアプレイヤー|VLC| ^ドキュメントビュアー|Evince| ^スキャナ|Simple Scan| Peppermintはインターネットサービスをローカルアプリ風にするアプリ「Ice SSB」がインストールされているので、Webアプリやクラウドサービスをアプリにする事ができます。 |{{:media:pasted002:20180512_152132_peppermint.png?320}}\\ Ice SSBでWebゲーム起動| 【設定】Ubuntuと共用している物は日本語化されていますが、Peppermint固有の設定は日本語未対応です。 |{{:media:pasted002:20180512_152320_peppermint.png?320}}| |{{:media:pasted002:20180512_152405_peppermint.png?320}}| 【メモリ】起動して少し待ってから「free -m」コマンドで使用状況を確認すると、メモリ2GB環境の場合で使用量(used)は243MBと軽量で、利用可能(available)は1GB以上あるのでアプリを複数起動しても快適に使えます。OSのみでスワップが発生しない下限のメモリ768MBで起動すると利用可能343MBなのでメモリ消費の少ないアプリ1個程度ならスワップ無しで利用できます。 |{{:media:pasted002:20180512_152608_peppermint.png}}\\ メモリ2GB起動時のメモリ状況| |{{:media:pasted002:20180513_080318_peppermint.png}}\\ メモリ768MB起動時のメモリ状況| 【操作感想】CPU2コア・メモリ2GB環境では動作は軽く快適です。 【まとめ】 * Good:軽量です。 * ?:Webアプリをローカルアプリ風に使えます。ただしインターネット接続が必須なのでモバイル向けではありません。 * Bad:設定などの一部で日本語化ができていません。 ネットワーク環境が整っていてWebアプリケーションメインで使う人には向きます。逆にネットワーク環境が厳しいモバイル運用の場合は特徴が活用できずローカルアプリのインストールが必要になります。 軽量Linuxディストリビューションの中では私のオススメのひとつです、インターネットが使えない時のためにローカルアプリのインストールは必要ですが、インターネットに接続していればWebアプリをローカルアプリ風に使えるので便利なのと、同じUbuntuベースでXfceを採用したXubuntu16.04LTSよりメニューが使いやすいのが良いと思います。 ---- ==== リンク ==== [[https://peppermintos.com/|Peppermint公式サイト]] ---- [[start]]>[[mypedia_start]]