コンセントで電気料金を測定する「ワットモニター」購入


 先日、原発停止と火力発電の燃料代増加で東京電力に続いて電力会社3社が値上げを申請または計画中との報道があった。そこで節電用に家庭用コンセントに差し込み消費電力・電気料金・CO2排出量を簡単に調べる事ができるSANWA SUPPLYのワットモニター「TAP-TST8」を購入しました。

*商品名=ワットモニター「TAP-TST8」
*メーカー=サンワサプライ株式会社
*希望小売価格=6090円
*実売価格=2527円 (amazon.co.jp 12/2現在)
*サイズ=W60 x D25-44 x H60mm x 72g


パッケージ

付属品
本体と説明書類

本体
斜め

正面:大型液晶と3つのボタンがある。

背面:背面にはコンセントのオス端子と底面にはメス端子がある。

設置イメージ:下側にプラグを差し込むと測定できる。

液晶表示
料金(上段):料金ボタンを押たびに、液晶上段に積算料金と1日あたりの積算料金が交互に表示される。


CO2排出量(上段):CO2ボタンを押たびに、液晶上段に積算CO2排出量と1日あたりの積算CO2排出量が交互に表示される。


計測(下段):計測ボタンを押すたびに液晶下段に消費電力(W)、積算電力(kWh)、積算時間が順番に表示される。



感想
 自分の事ですが使い方を勘違いして買う方がいると思いますので書いておきますが、本機は長時間使用して初めて正確な値が出る商品で多数の電気製品を短期間で測定するより一つの電気製品を長期間測定する向けの商品ですので、安定運転時の電気料金や最高出力の電気料金など現在の瞬間的な消費電力から電気料金などを求るような測定はできませので購入する方はご確認下さい。
(※消費電力から自分で計算すれば求める事はできる。)

 どう言う事かと言うと(説明下手ですが)、本機では「消費電力」以外の測定項目は全て使用時間と消費電力で「積算」されます。
 積算はコンセントを挿した(またはリセットした)瞬間からスタートするので0Wスタートとなりますが、例えば5分間0Wで待機した後で、25分間100W使用した場合と55分間100Wで使用した場合は1時間あたりの消費電力を積算すると、
・前者は(0*5)+(100W*25)=30分2500W/min・・・1時間換算5000W/min = 83.3Wh
・後者は(0*5)+(100W*55)=60分5500W/min・・・1時間換算5500W/min = 91.6Wh
と時間が短時間だと8.3Whもの誤差が出ます。
 測定時間が短ければ電源が立ち上がるまでの影響を多く受けるので長時間測定しないと運転時の正確な値が出ません。
 逆に、洗濯機など1工程で「注水>洗濯>すすぎ>脱水」と変化する電力を測定する用途には向いています。

 適切に使用すれば、手軽に電気製品の電気料金などが表示されるので省エネ・節電・エコに役立ちます。

 料金設定やCO2排出量のレート設定ができますので、今後の電気代が値上されても使用が可能。

 長期測定なら1台では足りないので何台か欲しいかも。

 これで調べた電気料金などは後日紹介します。(12/9追加:下記の関連記事から)


リンク
>サンワサプライ株式会社
http://www.sanwa.co.jp/
>製品情報
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-TST8


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家電製品の消費電力を調査(12/9追加)

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