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Ubuntu

Ubuntu(ウブンツ・ウブントゥ)はLinuxカーネルを用いたオペーレーティングシステム(Linuxディストリビューション)のひとつ、Linux初級者向けに作られているのが特徴。Linuxの中では利用者が多く日本語の情報も豊富。


※※以後はUbuntu for desktop 18.04LTS の内容※※

2018年04月27日にリリース、サポート期間は5年間(2023年4月まで)あります。

システム要件

CPU2GHzデュアルコア
RAM2GB
HDD25GB

ダウンロード・インストールなど

使用した感想

動作要件がLinuxの中では高いです。

【インストール】インストーラーは日本語表示に対応し内容もわかりやすく書いてあるので難しい点はありませんでした。HDDは約5.5GB(通常インストール+サードパーティ製ソフト+アップデート+スワップ)消費、インストール直後から日本語表示・日本語入力が可能です。

【起動速度】CPU2コア+RAM2GB環境でBIOS(UEFI)終了後からログイン画面まで約1分20秒+パスワード入力からデストップが表示されるまで23秒の合計1分43秒かかります。同じ環境でWindows10を起動すると1分35秒(65+30秒)なので若干Ubuntuの方が時間がかかります。

【デスクトップ】画面は上部に「時計とタスクトレイのバー」「左側にタスクバー兼ランチャーのDock」がありアプリメニューは左下の9点ボタン、電源操作は右上から行います。Windowsと比べると表示領域が狭いのでネットブックには優しくありません。(Dockは設定から自動的に隠したりサイズを小さくする事はできます)。


Ubuntu18.04LTSデスクトップ

【アプリメニュー】Windows風のフロートメニューでは無くフルスクリーン表示のスマートフォン風です。解像度が1280×800だとアプリ名の後半が欠落します。旧16.04LTSではアプリとDashプラグインで100個近いアイコンがありアプリを探すのに一苦労でしたがアプリの整理とDashプラグインが無くなり約50個程度と使いやすくなっています。


Ubuntu18.04LTSメニュー画面

解像度1280×800だとアプリ名の後半が欠落

【アプリ】「標準インストール」を選択すると次のようなアプリがインストールされます。インターネット・メール・オフィースなどの軽作業であればインストール直後から利用できます。

日本語入力MozcブラウザFirefox
メールThunderbirdオフィスLibre Office
リモートクライアントRemminaミュージックRythmbox
写真管理shotwellスケジュール管理ToDo
BitTorrentTransmission動画再生Totem
テキストエディタgeditWebカメラCheese
ゲームAisleRiotソリティアゲームGNOME独数
ゲームGNOMEマインスイーパーゲームGNOME上海

初期インストールされてないアプリは「Ubuntuソフトウェア」から追加インストールが可能です。


Ubuntuソフトウェア

【アプリウィンドウ】対応アプリと非対応アプリで若干表示が違います。非対応アプリではWindowと同じようにタイトルバーがありアプリによってツールバーがありますが、対応アプリでは専用ツールバーのみでツールメニューはデスクトップ上部のタイトル名から操作を行います。16.04LTSと比較すると終了ボタンが左上から右上に変更になり非対応アプリ最大化時にツールバーがデスクトップ上部に移動しなくなり使いやすくなりました。


通常アプリのウィンドウ

対応アプリのウィンドウとメニュー表示

【設定画面】iPad風の2カラム構成で左側に設定項目を選ぶと右側に設定項目が表示されます。旧16.04LTSと比較すると外観がアイコン表示からテキスト表示になり合わせて設定内容が配置転換されたり追加・削除されています。私の感触では16.04LTSのアイコン表示の方が直感操作ができわかりやすかった感じがします。


Ubuntu18.04LTSシステム設定画面

【メモリ】使用状況は起動して少し待ってから「free -m」コマンドで確認すると、システム要件の2GB環境の場合は使用量(used)は1148MB/利用可能(available)は678MBなのでアプリを複数起動するとスワップが発生する可能性があります。快適に使うなら3GBはメモリを搭載した方が良さそうです。16.04LTSでは使用量800MB台だったので約350MBの差がありアップグレードすると快適に動作しなくなる恐れがあります。


Ubuntu18.04LTSメモリー使用量

【操作感想】2コアCPU+RAM2GB環境ではWindows10よりも軽く感じますがアプリを2-3個起動でスワップが発生するので快適とは言えません。同環境で16.04LTSを使った時にはスワップ発生は気にならなかったのでメモリは3GB以上あった方が良さそうです。

【まとめ】パーソナル用に必要な機能が豊富でインストーラーなど簡単でわかりやすいです。また利用者が多く書籍やネット情報が豊富なのでLinux入門者にオススメです。

しかしシステム要件は高く動作が緩慢で操作性がWindowsと違うなど良い点ばかりではありません。特に他のディストリビューションと比べ機能の多さに対して標準で用意されているカスタマイズ設定は極端に少なくユーザー間で差が発生しにくくなっているように感じます。みんな同じ環境設定であればトラブル発生の原因が絞り込みやすく解決方法も複雑化しないメリットがありますが、代わりにカスタマイズによる操作性の向上はできないので利用者は与えられた機能の中で操作を強いられるデメリットもあります。(新規にLinuxに触れる人はこの状態を普通と思ってしまえば問題ありませんが、別のLinuxからUbuntuに乗り換えると使いにくさを感じると思います)

システム要件が厳しくてインストールできないとかWindows風やMac風の操作方法で使いたいと言う場合は、Ubuntuの高い審査基準をクリアした「Ubuntuフレーバー」と言われる改良OSもあります。


Ubuntu flavours

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ubuntu.txt · 最終更新: 2018/05/26 07:35 by 管理者