Peppermint8 Respin-2のインストールから一通り使用した感想です。
インストーラーの日本語化が必要で手順が数ステップありますが日本語化が終われば日本語説明があるので難しくはありません。HDDは5.51GiB(5.92GB)使用。インストール後は一部を除き日本語化されます。
CPU2コア+RAM2GB環境でBIOS(UEFI)終了後からログイン画面まで約63秒でログイン後に30秒ほど待ち時間があるので1分35秒です。同じ環境でWindows10を起動すると1分35秒(65+30秒)かかるのでほぼ同程度です。
見た目はWindowsと同じです。ウィンドウを画面端にスナップすると自動的に画面の半分や1/4で表示するウィンドウスナップ(エアロスナップ)に対応しています。非アクティブになると半透過します。初期設定のテーマカラーが黒系なので白色キャンバスがあると明暗差で目に負担を感じます。
メニューにはアプリが多数登録されていますがその多くがWebアプリになっているのでインターネット接続が必要です。ローカルアプリは下記の数点と設定などで使用するツール類だけです。
ブラウザ | Chromium |
---|---|
BitTorrent | Transmission |
メディアプレイヤー | VLC |
ドキュメントビュアー | Evince |
スキャナ | Simple Scan |
Peppermintはインターネットサービスをローカルアプリ風にするアプリ「Ice SSB」がインストールされているので、Webアプリやクラウドサービスをアプリにする事ができます。
起動して少し待ってから「free -m」コマンドで使用状況を確認すると、メモリ2GB環境の場合で使用量(used)は243MBと軽量で、利用可能(available)は1GB以上あるのでアプリを複数起動しても快適に使えます。OSのみでスワップが発生しない下限のメモリ768MBで起動すると利用可能343MBなのでメモリ消費の少ないアプリ1個程度ならスワップ無しで利用できます。
CPU2コア・メモリ2GB環境では動作は軽く快適です。
インターネットに接続していればICEによってWebアプリをローカルアプリ風に使えるので便利です。Webアプリをメインに使用する場合はストレージの負担がかなり減ります。しかしネットワーク環境が厳しいモバイル運用の場合はは特徴が活用できずローカルアプリのインストールが必要となります。